安衛研国際セミナー(平成19年度第4回)のご案内
米国ハーバード大学医学部ブリガム&ウィメンズ病院・睡眠医学科のSteven W. Lockley 博士が,九州大学で行われる国際会議出席のために来日されます。そこで,この機会を利用して国際セミナーを開催することになりました。
Lockley博士はHarvard Work Hours Health and Safety Groupに所属され,研修医における長時間勤務の影響と対策を睡眠医学的に検証されています。連続30時間以上に及ぶ勤務時間を最大16時間に制限するという介入研究では携帯型ポリグラフ測定から,勤務中の客観的な眠気が半減することを明らかにされました。また,介入群では対照群に比べて、医療過誤が26%減少することも示しています。これらの成果はN Engl J Med誌等に掲載され,安全で健康な医療を確保する根拠として注目されています。
今回の講演では,このような研究の知見を中心に,Harvard Work Hours Health and Safety Groupで行われた労働時間関連の研究成果もご紹介いただきます。ご関心のある方々には奮ってご参加いただけますよう,お願い申し上げます。
【日時】2007年12月3日(月)14:00〜16:00
【場所】神奈川県川崎市多摩区長尾6-21-1
独立行政法人労働安全衛生総合研究所
川崎地区(産業医学総合研究所)研究本館2階会議室
アクセス:http://www.jniosh.go.jp/access/index.html
【連絡先】独立行政法人労働安全衛生総合研究所
国際情報・労働衛生研究振興センター
担当:高橋正也
TEL: 044(865)6111 FAX: 044(865)6124
E-Mail: takaham@h.jniosh.go.jp
参加ご希望の方は,お名前,ご所属,連絡先を上記までご連絡下さい。
(参加料無料)
【プログラム】
講演(質疑応答含む) 14:00〜16:00 (司会:高橋正也)
演題: Extended work shifts of medical residents: Consequences and
Countermeasures
演者: Steven W. Lockley, Ph.D.
Assistant Professor of Medicine, Harvard Medical School,
Division of Sleep Medicine, Department of Medicine,
Brigham and Women's Hospital